苦手な合わせ目消しを瞬間クリアパテで克服できる? ヤスリから塗装までやってみた

Mest

どうも、Mestです。
皆さんは合わせ目消し問題なく行えてますか?

Mest

私は苦手です。

通常は粘度の高いタミヤの白蓋などやサラサラな流し込みを使用していますが、固まるまで時間が掛かったり接着不足、俗に言うムニュ状態があまかったりと・・・時間を置いたり上手くいかないと作業も億劫になりがちです。

というわけで硬化時間が短い他の方法を探していたところ瞬間クリアパテを使用した方法を見かけたので試してみることにします。瞬間クリアパテ自体はニッパーでゲートを抉ってへこんだ部分の穴埋めで使ったことありますが合わせ目消し目的は初めてやります。

結論から言えば塗装前提ならかなり良い感じになりました!

目次

瞬間クリアパテの特徴

瞬間接着剤? パテ?

  • 高粘度瞬間接着剤でパテとしても使用出来きる。
  • 瞬間接着剤なので硬化剤を使用すれば直ぐに固まります。

ガイアノーツの商品説明では瞬間接着剤だそうで、高粘度なのでパテとしても使用出来るという商品らしいです。

Mest

パテといってもポリパテやエポパテのような造形や厚盛りは不向きです

切削性は?

  • ヤスリやデザインナイフで簡単に削れます。

試しに捨てパーツで試した感じ通常の瞬間接着剤ほどではないですがそれなりに結構固いです。ある程度は金属やすりを使った方が楽そうなので今回も金属ヤスリを用意しました。

ガイアノーツのサイトでは固まった状態で400番のヤスリで整形とあります。

また、ヒケにくいのでデザインナイフなどで簡単に削れます。

Mest

盛りすぎると削るのが一苦労します。

初心者の方で何を用意すれば?という人に必要な道具を紹介(パテ やすり 硬化剤)

  • 瞬間クリアパテ
  • 硬化剤
  • 神ヤス  400番  600番 800番  (スポンジやすり)
  • やすりの親父  (フィルムスティックやすり)
  • プラスチックヤスリ 誉  (金属やすり)

今回私が使用した物は上記ですが、クリアパテは他にもカラーパテとかもありますので好きな方で良いと思います。認識違ってたら申し訳ないですがクリアパテに色が付いているだけでほぼ同じ物かと。硬化剤も模型工具で売ってる物なら何でも、やすりに至っては無数にあるので自分に合った物を探してみてください。

Mest

神ヤス、やすりの親父、誉れは色々なヤスリを使ってきましたが、かなりおすすめです。

実践

Mest

今回は合わせ目がわかりやすい旧キット(旧ザク)を使用してみました。

パーツを合わせる

まずは何も付けずに合わせてみるとかなり段差があるのがわかります。

ここまで合わせ目に段差がある場合は特にパテによる合わせ目消しが向いています。

通常の接着剤の場合、接着面に塗ってあふれた部分(ムニュ状態)をやする方法なので段差を埋め切れず上手くいかないことが多いです。

パテの場合は合わせ目に盛りつけるので段差を埋めやすく綺麗に合わせ目消しが出来ます。

瞬間クリアパテを塗る

Mest

では実際に瞬間クリアパテを塗ってみます。

クリアパテを使うコツ

  • 合わせ目に少し多めにパテを塗る
  • 合わせ目部分だけに付けずに合わせ目の周辺まで塗る
  • 押さえつけたまま硬化剤を吹く

合わせ目部分だけに付けるとパテとパーツの境目が別の段差になるので、合わせ目の周辺まで塗った方が後々楽です。

 金属やすり

Mest

まずは金属ヤスリで盛った部分を削っていきます。

最初は金属やすりがおすすめ

いきなりスティックやスポンジでも良いですがパテは固まるとそれなりに固いので時間削減のためにも金属やすりをおすすめします。

金属やすりのコツ

  • 力をあまり入れずに押すときのみ削り、戻すときはパーツから離します。
  • 金属やすりの段階では盛りすぎた部分を削る感覚である程度ならせたら止めましょう。
  • 曲面の場合は曲面に沿ってやすりを動かします。力を入れすぎるとこのとき平らに削れてしまうので軽めに曲面をイメージして削りましょう。

スティック・スポンジヤスリで仕上げる

やすりは番手が少ない方から

合わせ目部分だけでなく周りもやすっていきます。400番以下でもOK。番手が少ない方が荒いので早く沢山削れます。

少しずつ番手を上げていきます。

Mest

私は400番→600番→800番が多いです。

合わせ目が残ってる?

写真を見ると合わせ目部分に白く線が残っていますがその上の部分にクリアパテが塗ってあるので指で触るとツルツルして段差は感じません。

Mest

普段は800番程度ですが1000番までやってみました。

メッキや鏡面仕上げの場合

メッキとか鏡面仕上げとかやる場合。塗装面がなめらかになるよう心掛ける必要があるのでさらに4000番、6000番~ と番手を上げて磨いていきます。通常は人にもよりますが800番程度で良いと思います。

塗装

成功例

Mest

合わせ目が綺麗に消えました!!

失敗例

Mest

合わせ目消しを失敗した場合の塗装結果がこれ

合わせ目 段差が残っている状態で塗装

結構やりがちなのがこれ。少しくらい段差残っていても塗装すれば埋まるだろうと考えがちですが。。。

塗装では段差や合わせ目は消えません!!

Mest

信じられないくらい厚塗り塗装すれば別ですがw

やすりが不十分

番手が低い段階でやすりのキズが残っている400番くらいの状態だと塗装しても後が見えたりします。これ厚塗りしても見えたりするのでこうなったらやすりの所からやり直しです。

無塗装には向かない?

今回の方法の場合向かないです。

塗装前の写真を見ると、合わせ目の上に透明のクリアパテの塗膜がある状態なのでクリア下の合わせ目のスジが見える状態です。

もし無塗装で目立たなくするなら、ラッカー系の塗料を混ぜることが出来るそうなので成型色に近い色でやれば目立たなくさせるのは可能かもしれません。またはカラークリアパテを使用するとか。。。でも、失敗するとその部分だけ違う色になって逆に目立つかもしれません。

Mest

これは今度試してみます。

まとめ

  • 合わせ目消しの手段の一つとして十分に使える
  • 段差のある合わせ目消しに向いている
  • 硬化剤を使用すれば直ぐに固まるので直ぐにヤスリ工程に移れる
  • デザインナイフ・ヤスリで簡単に削れる
  • 塗装向きの工程で無塗装には向かない
Mest

ということで綺麗に合わせ目消しを行えました。状況によって使い分け出来るように普通のムニュでの合わせ目消しも回数を重ねてレベルアップを目指します。

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

小学生の時に300円のズゴックを作って以来プラモデル生活から離れていましたが、2017年位に何気なくプラモ製作動画を見て沼にはまる。その後わずか数ヶ月で積みプラ生活が始まりました。仕事の合間の製作なので中々進みませんが勉強しながら少しずつ進めています。仕事はUnityを使用したインタラクティブコンテンツ制作を中心とした業務でサラリーマンしています。

目次
閉じる